ポケモンSVでレイドを自動周回する方法!【やり方簡単解説!】
最近ポケモンSVにハマっているのですが、アイテム集めのレイド周回がかなり大変。
そんな中YouTubeでレイドを自動周回している配信を見つけて色々調べた結果、自分でもできそうだったのでそのやり方を忘れないためにもここにまとめておきます。
今回解説する方法は以下のサイトを参考にしています。かなり噛み砕いた状態で解説していくので詳しく知りたい方は一度覗いてみることをおすすめします。
【ポケモンSV】レイド自動周回する方法を簡単に解説
ポケモンSVのレイド自動周回には「Arduino開発環境」と「Poke-Controller」というツールが必要になります。
「Poke-Controller」はダウンロードして簡単にセッティングすれば使えるようになるので良いのですが、「Arduino開発環境」は必要になる機器があったりインストール作業が多いのでパソコン操作に不慣れな方がやるとかなり苦戦するかと思います。
自分も初めてやりましたが、エラーなどが発生してかなり苦戦しました…。
いろいろ試行錯誤を繰り返してなんとか本記事で解説しているやり方で自動周回できるようになったので、過去に挑戦しエラーなどで諦めた方やこれから自動周回したいと考えていた方は挑戦してみてください。
【ポケモンSV】レイドを自動周回するメリットとデメリット
前述した「Poke-Controller」のほかに様々な機器を使用するので、その購入にお金がかかってしまいます。ただ購入さえしてしまえば今後楽に周回作業ができるのでおすすめです。
【ポケモンSV】レイド自動周回に必要なもの
- Nintendo Switch(LiteはNG)
- Switchスタンド
- Windows PC
- マイコン(Arduino Leonardo)互換品
- 小さいコンピューター。プログラムを書き込めるやつ
- キャプチャボード
- PCにSwitchの画面を映すやつ
- FTDIシリアル変換器
- PCから送られてきたプログラムをコントローラー操作に変換するやつ
- ジャンパーワイヤー
- マイコンとシリアル変換器をつなぐやつ
- HDMIケーブル
- すでに持っている場合は不要
レイドの自動周回には上記の機器やプログラムが必要になります。上記の製品じゃなくても大丈夫だと思いますが、不安な場合は上記から同じものをご購入ください。
PCで起動している「Poke-Controller」から送られてきたプログラムをシリアル変換器とマイコンを使って「コントローラー操作」としてSwitchに認識させるイメージです。
次は実際に自動周回するためにArduino開発環境の構築を行っていきます。
STEP①:Arduino開発環境の構築
Arduino開発環境の構築というと難しそうですが、要は「Switchを自動化するための準備」だと思ってもらえればOKです。
PC操作に慣れている方で20~30分程度かかる作業となりますので、予め時間に余裕を持って取り掛かってください。
手順0:ざっくりとした手順解説
- ArduinoIDEのインストール
- Arduino AVR boardsのインストール
- ArduinoSTLのインストール
- SwitchControlLibraryのインストール
- boards.txtの書き換え
- サンプルスケッチのコンパイル
- 動作確認
手順1:ArduinoIDEのインストール
現時点の最新は「Arduino IDE 2.1.1」ですが、本記事では「1.8.19」を使用していきます。
参考にする方は上記リンクから「1.8.19」を探して「Windows Installer」をダウンロードしてください。
ダウンロードしたインストーラーを起動してインストールしてください!(設定はデフォルトでOK)
手順2:Arduino AVR boardsのインストール
Arduino IDEのインストールが完了したら起動します。その際ファイアウォールでブロックされています等の通知が表示される場合がありますがここで「許可」しておいてください。
無事起動できたら「ツール>ボード>ボードマネージャー」と進んでいき、検索バーに「Arduino Leonardo」と入力します。
出てきた「Arduino AVR boards」のバージョンを「1.8.2」に設定してからインストールしましょう。
手順3:ArduinoSTLのインストール
次に「ArduinoSTL」をインストールしていきます。
STLというのは「Standard Template Library」の略で、ライブラリというのはプログラムの機能を一つにまとめたパッケージのことです。
メニューから「スケッチ>ライブラリをインクルード>ライブラリを管理」と進んでいき、検索バーに「Arduino STL」と入力します。
出てきた「ArduinoSTL」のバージョンを「1.1.0」に設定してからインストールしましょう。
インストール作業が終わったら一度ArduinoIDEを閉じてください!
手順4:SwitchControlLibraryのインストール
上記リンクからGitHubに移動して「Releases>v1.0.0」と進んでいき「Source code (zip)」をダウンロードします。
ダウンロードしたZIPファイルを解凍してArduinoのライブラリフォルダにフォルダごと入れてください。
- C:\Users\<ユーザ名>\Documents\Arduino\libraries
手順5:boards.txtの書き換え
以下のフォルダ内にある「boards.txt」を書き換えていきます。
- C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Arduino15\packages\arduino\hardware\avr\1.8.2
AppDataが見つからない場合はエクスプローラーの上部メニュー「表示>隠しファイル」にチェックを入れてください。
また合わせて「ファイル名拡張子」にチェックしておくと今後楽に作業することができます。
以下の「boards.txtコピペ用」をダウンロードしてもらえれば簡単に書き換えることができるので活用してください。
- ※boards.txtコピペ用(書き換え済み)
DLしたものをすべてコピーしてboards.txt内すべてを選択した状態でペーストしてください。
DLしたファイルの名前を「boards.txt」にして上書き保存でも大丈夫だと思います。
手順6:サンプルスケッチのコンパイル
ここまででArduino開発環境の構築は終了しました。お疲れ様です。ここでは一応動作するか確認していきます。
ArduinoIDEを起動して「ファイル>新規ファイル」と進んで、以下のプログラムをコピペします。すでに記入されているものをすべて選択してコピぺしてください。
- Aを連打するだけのプログラム
-
#include <SwitchControlLibrary.h> void setup() { // put your setup code here, to run once: } void loop() { // put your main code here, to run repeatedly: // A連打 SwitchControlLibrary().PressButtonA(); delay(30); SwitchControlLibrary().ReleaseButtonA(); delay(150); }
上記のプログラムは「【Arduino自動化01】Arduino開発環境の導入」からお借りしています!
コピペして左上のチェックマークをクリックすることでコンパイルが開始されます。しばらく待って下側に「コンパイルが完了しました。」と表示されれば正常に動作している証拠です。
ここでエラーで出ている方は以下を確認してください。
- ArduinoIDEが「1.8.19」かどうか
- Arduino AVR boardsが「1.8.2」かどうか
- ArduinoSTLが「1.1.0」かどうか
- SwitchControlLibraryが「1.0.0」かどうか
- A連打のプログラムのコピペの際、全て選択したあとにコピペしているか
コンパイルが完了したのを確認したらマイコンにスケッチを書き込んでいきます。
まず「ツール>ボード」が「Arduino Leonardo」になっていること、「ツール>シリアルポート」が「Arduino Leonardoが刺さっているCOMポート番号」になっていることを確認してください。
マイコンとPCを繋いで「→(マイコンボードに書き込む)」をクリックします。しばらく待って「ボードへの書き込みが完了しました」と表示されればOKです。
手順7:動作確認
あとは実際に動作確認するだけです。
スケッチを書き込んだマイコンをSwitchに差し込んでA連打されていれば問題なく動作していることになります。
これでSwitchの自動化はできるようになりました!お疲れ様です。
次はPoke-Controllerを導入していく作業になります!